前回と同じような内容で誠に恐れ入りますが、今回もスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の話題です。

「病院にいるポケモンたちは、体調が悪いので入院中です。ポケモンたちが早く元気になって退院するために、探さないでくださいね」という、病院内ではポケモンGOで遊ばないことを求めるメッセージを出している病院が現れました。この病院は東京都世田谷区大蔵にある国立成育医療研究センターです。母性、生殖、小児といった妊娠・出産から小児の医療までを専門にしている施設です。敷地内に患者や家族が療養のために散策できる緑地が多く確保されているのですが、これは入所者が安静に過ごすことを目的として設けられているものです。しかし当然、子供の来場者が多く、ポケモンGOが配信を始めてからセンター敷地内で遊ぶ子供が多いので対応に困っているのでしょう。

　マスコミ報道でも、政府機関や場合によっては原子力施設内などにポケモンが現れ、今までとは異なるセキュリティー対応が求められているところです。感染制御や清潔など基本的なことがらの遵守が必要な病院施設でも同様で表記のような敷地内での混乱防止を呼び掛けることが必要になってくるのです。道路上などでもポケモンGO関連の自動車事故が発生したり、さまざまな問題が報道されていますが、ぜひ周辺の安全を確保して楽しんでほしいと思います。

引用：m3医療ニュースm3 <m3-news@m3.com>　7月27日配信